前回から「良いホームページ(Webサイト)とは、どういうものか」についてお伝えしています。
私がどのような事を意識してWebを作成しているか、ご自身でページを作成している方にも参考になる情報をお伝えできればと思います。
さて今回は、「ページの目的」についてお伝えします。
そのページの目的は?
効果的なWebページやブログを作るには、まず「このページの目的は何か」をきちんと考えておく事が大切です。
10年前であれば「個人や家族のページ」を作る方も多かったと思いますが、今ならFacebook、mixiのようなSNSや、Twitterでなどを使うと良いでしょう。これらは面倒なツールを使わなくとも簡単に記事を投稿できるのが魅力です。
それらと別にページを作るケースは「ご商売をされている方や、何かの団体を運営されている方が、PR目的で作成する」場合が大半だろうと思います。
という事で、ここでは「商品のPRが目的」という前提とします。
もちろん中には「自分の名刺にアドレスを入れたいから」という方もいるかも知れません。「ページはあって当たり前、無いと恥ずかしい」という気がするのは分かります。Webサイトとメールアドレスのドメインが統一されると確かに「しっかりした会社」という印象を与える事も出来ますね。
しかし、それだけでは非常にもったいないです。むしろ内容の乏しい、あるいは雑な作りのページを公開した場合、マイナスのイメージを周囲に与えかねません。
ちなみにこのブログ自体も、中小企業や個人事業主の方を主な読者として想定しています。
想定した相手によって文章も変わるでしょうし、伝える内容や表現も違ってきますね。
自分の会社名で検索したとき、どんなページが表示されますか?
さてでは「自分の会社やサービス」について検索してみたことはあるでしょうか?
自分のページやブログを持っていない場合、マピオン電話帳などがヒットするケースも多いと思います。会社の所在地や連絡先等を伝えるだけなら、それでも「無いよりはマシ」と言えるかも知れません。
しかしこれでは他社と違う点は分かりません。売り上げに結び付ける事は難しいでしょう。
では「誰」に「何」を伝えれば良いでしょうか?
もちろん、お客様が購入の参考になる情報を伝えると良いわけですね。
会社所在地など必要な情報の他に、他社と違う点を発信するページにしていくと良いわけです。
例えば具体的には、下のようなポイントを押さえると良いでしょう。とはいえ、この部分だけでも本が1冊書けるほどボリュームがある内容なので、かなり端折ってお伝えしています。
- お客様から見た時のメリットが分かりやすい。
商品の情報・諸元を単に羅列するのではなく、どんなメリットがあるのか分かるように伝えると良いでしょう。
- ページの雰囲気を整える。
取引相手が主に企業の場合は「固め」にしておいた方が良いでしょうし、個人であれば柔らかい楽しい感じが良いかもしれません。そしてどちらの場合でも、会社や代表の人柄などを伝えるため、代表者や社屋、代表的な商品の写真などがあると良いでしょう。
- これまでの実績が分かる。
過去に扱ってきた商品や会社の歴史などが分かるような仕組みがあると、なお良いでしょう。TVの通販番組などでも良くありますが、他のお客様の感想なども有効です。
- 時々は更新する。
せっかくページを見たのに更新されていなければ、がっかりしてしまいます。定期的に更新して最新情報を得られるようにする事も大切です。
もちろんこれらは、読むのがどのような方なのかを考慮しておくと良いですね。
さらにページを見てもらうには?
せっかく良い内容のページが出来ても、まったく見てもらえないのでは意味がありません。
そこで、ページを見てもらうための工夫も大切になってきます。
例えばこんなところですね。
- GoogleやYahoo!の検索連動広告を設定する。
- 実際の店舗や紙媒体など、ネット以外でもきちんとPRする。
- Twitter,Facebookなどと連動する。
- 他のサイトからリンクしてもらう。
さて次回は、「ページの見た目」についてお伝えしたいと思います。
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