このブログでは、最初のテーマとして「OSにはサポート期間がある」「サポート期間が終わると、怖くて使えない」という事をお伝えしています。前回はサポート期間の確認方法を説明しました。
特に注意が必要なのは「家庭用 Windows Vista」で、サポート期限は2012年4月、つまりあと4カ月となっています。
ですので、今回は特にVistaを例に挙げて説明したいと思います。
(※ 2012/02/20追記:Windows Vista/7のサポート期間が延長されましたの通り、これらについては家庭用も仕事用も同一の期間となり、Windows Vistaは2017年まで、7は2020年までと延長されました。
しかし「危険がある」とは言え、まだ動くモノを捨てるのは「もったいない」です。確かに。
そのような場合、どうすれば良いのでしょうか?
その場合の正しい対処法は「サポート期限が来る前に、新しいWindowsを購入して、お使いのパソコンにインストールする」事です。
Windows Vistaの場合は、Windows7を購入して対処することになります。
ここで注意点が二つあります。
- Windowsをバージョンアップすると、様々な機器、プログラムが正常に動作しなくなる可能性があります。
- パッケージ版Windowsには種類がいくつかあるので、間違いのないようにしましょう。
1番目について、新しいWindowsに対応した「プログラム」「ドライバ」が必要となる場合があります。
念のため「ドライバ」とは、機器を動作させるのに必要なプログラムの事です。
これらを適切に入れ替えないと「一応は動作するけど性能を発揮できない」あるいは「正常に動作しない、動かない」という場合もあります。
そこで必要になってくるのがWindows 7 Upgrade Advisorです。
このプログラムをダウンロード、実行すると問題の有無をチェックできます。
その上で、メーカーのサポートページから必要なプログラムや、追加の情報を収集・確認して準備することが重要です。
見比べると、メーカーにより対応がまちまちですね。
中には、たった3年前に発売した機種なのに「一部機能は更新プログラムを提供しない」というケースがある事も分かります。
この場合、Windowsをバージョンアップするとその機能が動かなくなります。
経験上「メーカーが独自に用意した機能は、このようにサポートが弱い」という傾向があると言えます。
そして2番目の「Windowsのパッケージの種類」なのですが、これは家庭用、ビジネス用という以外にも種類があるので、次回改めて説明します。
最後に、繰り返しになりますが、マイクロソフトのサポート期間が切れた状態でインターネットに接続し続ける事は特に危険です。ご注意を。
次回は「Windows7を買う場合の注意点は?」をお伝えします。
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