2011年12月13日火曜日

Windowsの更新方法、注意点は?

これまで、「OSにはサポート期間がある」「サポート期間が終わると、怖くて使えない」という事を中心にお伝えしてきました。前回は、Windowsには32ビット版と64ビット版という違いもあるというお話をしました。


これまでお伝えしたように、脆弱性を解決するには更新版のプログラムに入れ替える必要があります。サポート期間内は新しい修正プログラムが毎月無償で提供されます。

Windowsの更新プログラムは毎月「第二火曜日の翌日」に公開されています。ちょうど今日、13日が12月の第二火曜日、明日がその翌日ですので、今月の更新プログラムが公開されるのは明日です。今回の更新内容の概要は2011年12月のマイクロソフト セキュリティ情報の事前通知で記載されています。

なぜ「第二火曜日の翌日」という少々ややこしい設定なのかと言えば、アメリカでは毎月第二火曜日となっている所、時差の関係でこのような事になっているわけです。問題の性質上、全世界で同時に発表する必要があるのですね。


更新は非常に簡単で、最近のWindows(Windows Xp サービスパック2以降)であれば自動的に行われます。

この仕組みは「Windows Update」「 Microsoft Update」と二種類あります。これらの違いを簡単に説明します。

Windows Update
Windowsのみを更新するための仕組みです。
Microsoft Update
Windowsだけでなく、Office(WordやExcelを含む)など、他のマイクロソフト社製品も更新する上位互換の仕組みです。

この機能については以前に弊社メールマガジンで「Windows Update、 Microsoft Update」として取り上げています。

また、マイクロソフト社のサイトでもMicrosoft Update 利用の手順として詳しく掲載されています。こちらも参考にしてください。


注意点を列挙します。

  • サービスパックやInternet Explorerのバージョンアップなど、重大な更新は人間が確認する必要があります。更新を促すメッセージが出ているのに、無視してそのままになっているケースを非常に多く見かけます。
  • 後からOffice製品をインストールした場合など、Microsoft Update が有効になっていないケースも見かけます。Windows7の場合は「Windows Update」の画面左側の「設定の変更」で確認、変更できます。きちんと有効になっているか、一度、確かめてみると良いでしょう。
  • Internet Explorerをバージョンアップすると、一部のページで未対応というケースがあります。神奈川県の電子入札システムなどがそうです。バージョンアップの際は、対応が出来ているか確認しましょう。

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