少し時間が空いてしまいましたが、ここ数回は「パソコンの購入方法」についてお伝えしてきました。
まだまだ伝えたい事はたくさんあるのですが、とりあえずこのテーマは今回が最後です。
さて、購入の際には、下の三つの評価すべき項目があります。
- 性能
- コスト(お金と手間)
- 導入の速さ
一方、購入方法も大きく3通りがあります。上記の評価項目を踏まえながら、購入方法を見ていきましょう。
- 自作
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部品をバラバラに買ってきて組み立てる方法で、私も事務所で使っているパソコンがまさにそれです。この文章を入力しているパソコンですね。
「性能」を最大限にしながら、そこそこの値段で入手したい人に特に向いています。
一方「そこそこの性能で良いので安く」という方には、下の理由であまり向いていないと感じます。
- 部品の組み合わせを検討するのに手間がかかる事
- 動作しないときの保証も難しい事
- 高性能の部品は値段も高く、コストを下げるには限界がある事
- BTO
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BTOとは「Built to Order」の略で、注文後に生産する方式の事です。客の要望に合わせて仕様を変えることが出来る、という事ですね。
多くはネット上で仕様をカスタマイズ、注文できるという特徴があります。
上記で挙げた「自作」を代行する感じの所から、DELL、SONY、hpのような大手PCメーカーまで、幅があります。
「自作代行」的な業者の場合、特にデスクトップ型では「自作」と同じ部品を使う事も多く、壊れた時に自分で部品交換できるメリットがあります。
大手メーカーの場合、ノート型でもコストパフォーマンスを最適に出来るのでおすすめです。メーカー自身の延長保証を付ける事も出来ます。
全体的には、お金と手間を抑えながら、そこそこ満足のいくパソコンを入手できるので、事務作業に使う方におすすめですね。
- 家電店
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大手メーカー製は良いのですが、画一的な仕様の物をそのまま販売しているので、性能もコストも今一つ、という感じです。
カスタマイズは不可能か、販売店でカスタマイズした場合はメーカー保証が付きません。
メリットは「非常に速く導入できること」ですね。
このブログでは「性能とコストのバランス」を重視するべき、とお伝えしてきましたが、購入する前に「何を重視すべき」なのか改めて考えておくと良いですね。
もちろん急ぎの場合は性能やコストが犠牲になるケースも多いので、時間に余裕を持って調達するのが良いと思います。
恥ずかしながら、以前とあるお仕事で、担当者様との当初の打ち合わせでは「コスト重視」との事で「時間がかかるけど安く」としていた所、その上司の方は実は「導入の速さ」を重視していた、という事で面食らった事もあります。
きちんと「重視する項目」を把握しておくことが大切、という事ですね。
さて次回からは、出先で「インターネット」を使う場合のあれこれについてお伝えしたいと思います。
[神奈川県秦野市のIT訪問サービス/ホームページ作成/ソフトウェア開発] 有限会社アイエヌシー http://www.incinc.jp/