お客様から Windows Xp PC の設定をリセットするよう依頼があり、今日は他作業と並行して実施しています。
単純なリセットであればWindowsを再インストールすれば良いのですが、今回は諸般の事情で難しく、Windowsはそのまま、最適化を実行することになりました。
そこで今回は、このパソコンの最適化、高速化の作業はどういう事を含むのか、抜粋してご紹介します。
スクリーンセーバーを「無し」にする
まずはネットワークに接続されていない状態にしておいて、後の作業で悪影響が無いように、スクリーンセーバーを変更しておきます。
古いパソコンだと、スクリーンセーバーの動作にCPUの能力の100%近くを必要とする場合が多々あるためです。
昔のCRTモニタでは同じパターンが表示されていると、その部分が焼き付いてしまいます。そのためスクリーンセーバーで回避していたのですが、特に液晶の場合はバックライトの寿命を延ばす事を考えたほうが良く、作業の邪魔をさせないためにも画面出力を自動でオフする設定にしておきます。
古いプリンタのドライバの削除
長く使ってきたパソコンでは、以前のプリンタの設定が残っている事があります。
中には、プリンタの状態を監視するためのプログラムがずっと裏で動き続けている場合があります。今回はこれに該当していました。
非常に遅いパソコンなので、動くプログラムは出来るだけ少なくしておきたいところです。
なので、プリンタとそのドライバを削除、アンインストールします。
silverlightの削除
silverlightはWebなどで動きのあるコンテンツを表示するマイクロソフト製のプログラムですね。Flashと同様の位置づけのものです。
対応サイトも滅多に無いですし、削除します。
どうしても見たければもっと速いパソコンを用意した方が良いですね。
その他、不要なソフトはここでアンインストールしておきます。
Microsoft Update
ネットワークに接続してから、以前Windowsの更新方法、注意点は?でお伝えした通り、きちんとWindowsを現時点での最新の状態にしておきます。
なお今回は「.NET Framework」は不要ですので入れていません。
Adobe Reader、Flash Player、Java
Windows「以外」の脆弱性は?、「Adobe Reader」の問題って何?でお伝えした通り、これらも古いバージョンのままだと危険があるので最新版にしておきます。
ウィルススキャンソフトの入れ替え
今回の場合はパソコンをまるごと別の方に譲渡するとの事ですので、ライセンス違反にならないよう入れ替えておきます。
具体的にはこれまで使っていたウィルススキャンソフトはアンインストールした上で、Microsoft Security Essentialsという無償のウィルススキャンソフトに入れ替えてスキャンしておきます。
デフラグ
HDDの中身がバラバラで速度低下を招いているので、デフラグも実施しておきます。
デフラグについてはいずれ説明します。
メモリ増設
今回のPCは512MBで、購入時はやや多めでしたが、今となっては不足していますね。
そこでBUFFALO ノートPC用増設メモリ 1GB 2枚組を購入しておきました。今回のPCはこの型番なのですが、メモリに関する注意点は?の通り、どのメモリが使えるか事前にチェックが必要ですね。
その他
不要ファイルの削除、レジストリの最適化、などを行います。
特にXpを使っている方で、まだ買い替えるのは難しい、という方の参考になれば幸いです。
もっとも、最新の7のパソコンに乗り換えた方が手早く快適になるかも知れませんね。
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