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2012年3月5日月曜日

インターネットで災害に備えるには (2)IP電話

もうすぐ東日本大震災から1年という事で、「インターネットで災害に備える方法」について特集しています。

前々回はインターネットラジオについてお伝えしました。

十分な速度の回線と電源がある場合、電波が入りにくい場所、室内でもラジオをクリアな音質で楽しめるので、普段からも使えて便利ですね。


さて今回は、インターネット経由で音声を伝える方法についてお伝えします。


この震災では携帯電話、固定電話はほとんど通じず、パソコンでのメール、そしてTwitterやSNSなどで連絡を取るのが有効だった、という事は「東日本大震災で有効だった通信手段とは?」として以前にメールマガジンでもお送りした通りです。

緊急時には、より情報の量が少なくて済む文字の方が音声よりも確実なのですね。


とはいえ、やはり「声を確認したい」という気持ちもよく分かります。

そこでインターネット経由で音声通話する方法について、平時から慣れておくと良いのではないでしょうか。


メリット・デメリットは?

これらのサービスのメリットは次のようなところですね。

  • 通話は無料もしくは非常に低料金です。
  • 海外の人とも無料で通話できます。

問題点は、データが大量となる事です。

このためDoCoMoのFOMAでは規制されて利用できないケースがある、あるいは他の回線でも携帯電話の回線では安定した通話は難しい事があります。

なので、スマートフォンの場合は無線LANが入るところで利用するのが良いでしょう。


どんなサービスがおすすめですか?

私としては一番のおすすめは今の所、利用者の多いSkype、ついでSkypeに無い機能を備えたViber、という所です。


それぞれのサービスの特徴は?

  • Skype

    インターネットでの音声通話での最大手です。

    WindowsやMacだけでなく、現在はauの携帯電話でも利用可能ですし、スマートフォン用のアプリケーションも用意されています。

    Skype同士の通話は無料の上、有料オプションで固定電話からの着信、あるいは各国の固定電話への発信も可能です。

    映像つきの会話も無料です。Skypeのために、カメラやマイクを内蔵しているパソコンを選択するのも良いでしょう。iPhone4ではフロントカメラももちろん利用できます。

    欠点は「使う前に、お互いがソフトを立ち上げておく必要がある」事ですね。事前に通話する時間を決めておくと良いでしょう。

    Skypeのビジネスモデルでは、有料オプションが収益源となっていますね。安心して使うためには、ビジネスとして継続可能か、という点も見逃せないですね。

  • Viber

    「スマートフォンが電源オフの状態でも着信通知」してくれる機能を備えている事が特徴です。

    このため、通常の電話と遜色なく使う事ができます。

    また、スマートフォンの連絡先の中から、Viber を利用している人を自動的にピックアップしてくれる点も非常に便利です。

    「電話する際、可能な相手にはViberで」とすると電話代の節約になるでしょう。

    欠点は、iPhoneまたはAndroid用という事で、WindowsやMac用のソフトが無いという事ですね。

    Viberの場合はビジネスモデルは特に無く、これから収益方法を考えるという事だそうです。

  • LINE

    一時期テレビや雑誌などで大々的に宣伝していたソフトです。そのせいでダウンロード数も相当な数になっているとの事。

    元々は装飾付きで文字メッセージを送る機能がメインで、この機能はスマートフォンではない携帯電話で利用が出来るとの事です。

    パソコン版の音声通話機能ソフトも開発中との事。(3月7日追記:Windows版、Mac版も追加されました。ただし現在の所、登録にはスマートフォン版で登録しておく必要があるそうです)

    ‥‥なのですが、大変恐縮な事に、私の周りで使っている人が居ないため、私もほとんど試せていません。

    LINEはNAVERという韓国企業が作成しています。オンラインゲーム等で有名な会社ですね。こちらもビジネスモデルはこれからの模様です。

  • FaceTime

    MacやiPhoneが相手なら、FaceTimeでビデオ通話が可能です。

    メリットは最近のiOSに最初から搭載されていて、起動が比較的簡単な事でしょう。

    欠点は、WindowsやAndroidと通話できない事、Mac OS版は有償という事ですね。

  • Google Talk

    Google Talkは、Gmailの画面上で相手とメッセージを送るものでしたが、後付けの「プラグイン」を利用することで音声通話も可能になっています。

    Windows、Mac、Linux、一部のAndoroid端末と、iPhoneのTalkatoneで使うことが出来ます。

    欠点は、やはりユーザーが少ない事ですね。


[神奈川県秦野市のIT訪問サービス/ホームページ作成/ソフトウェア開発] 有限会社アイエヌシーhttp://www.incinc.jp/

2012年2月20日月曜日

Windows Vista/7のサポート期間が延長されました

前回「ネットを使った情報交換についてお伝えします」としてインターネットラジオの件を取り上げたのですが、今朝米MSが個人向けVistaのサポート打ち切りを撤回、2017年まで延長という大ニュースが飛び込んできたのでお伝えします。


このブログでもWindows7を買う場合の注意点は?として家庭用Windowsと仕事用Windowsでサポート期間が異なる事をお伝えしてきましたが、今回、Windows Vista/7 ともにサポート期間がすべて共通になったわけですね。


これまでサポート期間について真面目に考慮していた方にとっては、あまり嬉しくないかも知れません。

既に Windows Vista から Windows7 に移行済みだったり、購入時もやや割高の仕事用のEditionにしていたり、コストを支払っているわけですので、割を食ってしまった感がありますね。ちょっと納得しかねますね。


その一方で、様々な理由でVistaから移行しにくかった方には朗報です。

サポート期間が終わると怖くて使えませんが、一般のユーザーにこのような認識が広まっているとはとても言えない状況です。サポートが終了しても使い続ける方が続出するのは想像に難くないので、その点は歓迎すべき事かも知れません。


ともあれ、せっかくサポート期間が延びたのですから、今後もきちんとアップデートは欠かさないようにする事をお勧めいたします。


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2012年2月2日木曜日

「デフラグ」ってなんですか?

先日Xpのパソコンを最適な状態に設定するには?で「デフラグ」という言葉を使いましたが、今回はこれがどういう処理なのか、簡単に説明したいと思います。


デフラグはどういう処理?

パソコンの中で文書データやプログラムは、「ハードディスク」という部品の中で「ファイル」という単位で保存されています。

パソコンの「性能」はどうやって決まるの?でもお伝えしたとおり、ディスクは本棚に例えて説明しています。

本棚の中で隙間無く本が並ぶように、ディスクの中でもファイルがきれいに並んでいる‥‥という状態が理想ですが、実際には、文書の修正や、プログラム更新などで、ファイルの順序は変わってきます。

例えば元のサイズより大きくなって続きが離れた場所に置かれてしまったり、小さくなって隙間ができたり、さらにはその隙間に新しいファイルが細切れで詰め込まれてしまったり、という状態になっていくわけですね。

「断片化」「fragmentation」とは上のように細切れになってしまった状態、「フラグメント fragment」とは「断片」という意味です。

断片化すると、ひとつのファイルを読み書きするのに離れた場所を読み込む動作が必要となってしまい、起動や終了を含めてあらゆる動作が遅くなっていきます。

この断片化を解消するのが「デフラグ defrag」という処理です。ディスク上の細切れのファイルを並び替え、きれいに並んだ状態に直します。

デフラグを行うプログラムはWindowsに標準で付いてくるのですが、他にも、より少ない時間で効率よく実行するもの、使用頻度に応じてファイルの位置を効率的に並べてくれるもの、パソコンの処理が空いている時間を利用して自動的に実施するもの、有償のもの、無償のもの、様々あります。


デフラグの問題点は?

  • 時間がかかります。

    場合によっては、デフラグの完了まで、数時間かかるケースもあります。

  • 実施中、他の処理はおすすめできません。

    デフラグ自体がディスクを激しく読み書きするので、動作が非常に遅くなります。また整理している横で散らかしているような事になるので、他の処理は行わない方がよいです。

  • ディスクに負荷がかかります。

    そのため寿命を縮める事になります。特に夏場は廃熱がこもってしまう問題も出ます。パソコンのメモリが豊富だったり、元々高速なディスクを使用している場合、断片化による悪影響は少ないので、あまり頻繁に行う必要は無いでしょう。

  • SSDの場合、そもそも必要性が乏しい。

    SSDは、SDカードやUSBメモリと同様に電気的に読み書きするため、デフラグの悪影響は少ないと言われています。またHDDよりも書き換え可能な回数が少なく、デフラグはHDD以上に寿命を縮める事に繋がります。とはいえSSDでも空き領域が断片化すると速度低下するという意見もあり「より慎重に行うべき」だと思います。

弊社では訪問サービスでオススメのデフラグツールのご紹介、導入などもしております。

不明な点がありましたら、ぜひ、ご相談いただければと思います。


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2012年1月31日火曜日

PCを譲渡する際に必要な作業は?

パソコンには、ユーザー名や組織名として、ご自身の名前、会社名などの情報が記録されている事があります。

これは初めて Windows を起動したとき、セットアップ内容の一部として入力するようになっていますね。

これらの情報が残ったままのパソコンを譲渡するのは、渡す方も、渡される方も、あまりうれしくないのでは、と思います。

そこで今回は、前回のXpのパソコンを最適な状態に設定するには?に続き、Windows Xpを例に ユーザー名もリセットする手順を簡単に説明します。

少し難しい内容を含んでいるかもしれません。誤って操作するとトラブルの元ですので、くれぐれもご注意ください。


ユーザーの追加と削除

Windowsではユーザー毎に設定を分けるため「ユーザーの名前のフォルダ」の下に各種設定やドキュメントを保存する仕組みになっています。

コントロールパネルでユーザー名を変更した場合、表示上の名前は変わりますが、このフォルダ名は変更されません。

そこで、古いユーザーを削除する事を考えます。ユーザーを削除すると関連する各種設定もリセットされる事になりますが、それにより動作が快適になるケースも多々あります。

この手順は下のようになります。

  1. 新たに管理者ユーザーを作成する:

    マイクロソフト社のサポートページに書かれている通りです。なおこのブログで想定しているような小規模ネットワークの場合、ドメインは使っていないケースがほとんどでしょう。

  2. Windowsを再起動し、上で作成した新たな管理者でログオンしなおす:

    再起動せずにログアウト/ログインで新しいユーザーに切り替えた場合、古いユーザーのファイルがロックされたままとなっているので後の手順で削除できません。再起動してください。

  3. 必要に応じて、これまでのユーザーのファイルをコピーする:

    一部のアプリケーションでは、インストール時点のユーザーのスタートメニューのみ変更され、それ以降に新しく作成したユーザーのメニューは更新されない事があります。

    そこで、このようなソフトは再インストールするか、「スタートメニュー」のフォルダの内容を適切に移し替えます。

  4. 以前の管理者ユーザーを削除する:

    マイクロソフト社のサイトでは、Windows Xp のユーザーの削除手順を見つけるのが困難です。各メーカーのサポートサイトの方が詳しい手順が掲載されています。121ware.com(NEC)IBM(lenovo)のサイトのユーザーアカウントの削除方法を紹介します。

  5. ユーザーのフォルダが残っているので、手作業で削除する:

    マイクロソフトのサイトでもユーザーを削除してもマイドキュメントのターゲットフォルダが削除されないとあるとおり、削除したユーザーのファイルが残っているので手作業で削除します。


システムが記録しているユーザー名と会社名の変更

コントロールパネルの「システム」の所に、ユーザー名と組織名が表示されます。この情報も、譲渡する前に直しておきたいところです。

マイクロソフトによる説明はハウツー解説: Windows XP をインストールした後に、名前と会社名の変更についてと、タイトルも含めて自動翻訳のため非常に難解です。

代わりに日経トレンディでセットアップ時に指定した使用者名を変更するという分かりやすいページを作成していたので紹介します。


Office2003の変更

Officeにもユーザー名が記録されている事があります。

これは[OFF2003] Office 2003 で会社名とユーザー名を変更する方法の手順で確認、必要に応じて修正しておきます。


Xpのサポート終了まで800日という記事も出ていますが、パソコンの買い替えに伴って、古いパソコンを他の人に譲渡する、などという場合に参考になれば幸いです。


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2012年1月23日月曜日

1本のソフトを複数のパソコンにインストールすると、どんな罪になりますか?

「店頭でパッケージソフトを万引きするのは罪」と多くの方が理解される所だと思います。

これは窃盗罪となり10年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。


一方、1本のソフトを複数のPCにインストールした場合、一般的には「違法コピー」となります。

これは「著作権侵害」ですので、懲役が10年以下、罰金は1000万円以下(併科あり)と、実は万引きするよりも重い罪となります。


企業で長年にわたり違法コピーをした場合どうなるかなど、非常に分かりやすくまとめられた記事をご紹介します。

Business Media 誠:会社で違法コピー、その本当の恐ろしさとは? (1/2)

なお、Office(Word、Excel含む)のパッケージ版ソフトでは「同じ方がデスクトップPCとノートPCと2台を利用する場合に限り、2台へのインストールが認められる」など例外となるケースもあります。


企業で複数のパソコンを使っているケースは多いと思いますが、知らずに違法コピーなど行わないよう、くれぐれも注意しましょう。


なお、今回の内容は以前にメールマガジンで「ソフトのライセンス」と題してお送りした内容を若干書き直したものです。もし良ければこちらもぜひご覧ください。


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2012年1月18日水曜日

Windowsトラブル対処の奥の手、「システムの復元」とは

前回は「1台のパソコンに、複数のバージョンのOfficeをインストールできますか?」という事で、可能だけど注意が必要、私は止めた方が良いと思う‥‥というお話をしました。

それでは、もし誤った順序でインストールしてしまったなど、異常が生じた場合はどうすれば良いのでしょうか?


通常は、誤ってプログラムをインストールしてしまった場合、アンインストールをすれば元に戻ります。

が、中にはアンインストールしても元通りにならないケースもあります。


そのような時に使う「奥の手」が「システムの復元」という機能です。

これを実行すると、文書ファイルなどのデータはそのまま、Windowsの実行ファイルや各種設定を以前の状態に戻すことができます。

この機能は Windows Me や Xp で搭載され、もちろん Vista や 7 にも搭載されています。

Windowsの調子が悪いとすぐに「再インストール」という方もいますが、この機能が無かった Windows95/98 の頃の癖が残ってしまっているのかも知れませんね。

Macの「Time Machine」に似ている機能ですが、データファイルも戻すかどうか、という点が異なります。ちなみにTime Machineの説明はこちら


もう少し詳しい説明

以前の状態の情報を「復元ポイント」と呼びます。

復元ポイントは定期的、あるいはWindows Updateを行ったタイミングで作成されます。

ディスクがいっぱいになると古い復元ポイントから順に削除されるので、ディスクの空き容量には余裕を持たせておいたほうが良いでしょう。


なお、この「システムの復元」の機能を実行する直前にも復元ポイントは作成されます。

これにより、誤ってシステムの復元を実行してしまった場合も、復元を実行する前の状態に戻すことができます。


注意事項

  • 「復元ポイント」は以前の状態の完全なコピーではありません。

    システムの復元を使っても完全に戻らない場合もありますので注意が必要です。

  • 「復元ポイント」はデータのバックアップではありません。

    大切なデータは別途バックアップしておく必要があります。

  • 特に、復元ポイントの前後で大きな変更をしている場合に注意が必要です。

    サービスパックやウィルス対策ソフトをインストールしていると、挙動がおかしくなる恐れがあります。

  • WordやExcelなどのOffice製品では、設定の一部を文書ファイルに保存しています。文書ファイルは復元の対象にならないので、文書ファイルに起因するトラブルはシステムの復元では直すことができません。

  • Windowsの更新プログラムも元に戻ってしまいます。安全のため、復元後にWindowsの更新を行った方が良いでしょう。(ただしこれは通常の場合で、異常の原因が Windows Update にある場合を除きます。この場合、異常を生じる更新プログラムはインストールしないよう注意する必要があります。)


システムの復元を実行するには

マイクロソフト社のサポート文書のページを紹介します。詳しくはリンク先をご覧ください。


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2012年1月17日火曜日

1台のパソコンに、複数のバージョンのOfficeをインストールできますか?

できますが、このあたりはマイクロソフトのサポートで説明されています。

簡単に説明すると「マイクロソフトでは推奨していない使い方ですが、必要な場合は古いものから順にインストールしてください」という趣旨の文書が出ています。

なので、Officeがプリインストールされているパソコンへ、古いバージョンのOfficeプログラムをインストールすることは止めたほうが賢明です。

どうしてもと言う場合は、一度新しいOfficeをアンインストールして、順番にインストールした方が良い、という事ですね。

また、Outlookについては例外で、最新のバージョンのOutlookをインストールすると古いバージョンはアンインストールされるので注意が必要です。


さらに詳しく、技術的な面から説明します。


Windowsの中では、様々な部品が共存して動作しています。これは「DLL」とか「OLE」とか呼ばれています。

これらの部品のおかげで、複数のプログラムから共通の機能を呼び出す事ができるわけですね。

この機能を使うと、WordやExcelを別のプログラムから呼び出して自動的に文書を作成できたりもします。


ところが、複数のOfficeがインストールされていると、どのバージョンのプログラムを呼び出せば良いのか、Windows が混乱してしまいます。

実際にどのバージョンのプログラムが呼び出されるかについては「複数のバージョンの Office がインストールされている場合の Office オートメーションについて」という文書に書いてありますが、「最後に起動した」あるいは「最後にインストールされた」という条件で、少々ややこしい事になっていますね。


まとめると、下のようになります。

  • 私としては、1台のパソコンに複数のOfficeプログラムをインストールすることはトラブルの元なので、強く避けるべきと考えています。
  • もしどうしても複数バージョンをインストールしたい場合は、インストール手順に気をつけるべきです。
  • Office2000やXpはサポート期限も切れているため、セキュリティの面からインストールは避けましょう。

トラブル発生時にかかる手間はリスクを考えると、最新のソフトで揃えた方が損が無いと考えますが、いかがでしょうか。


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2011年12月28日水曜日

どんな形のパソコンを選ぶと良いですか?

このブログ、年内の更新は今日までで、年末年始はお休みをいただく予定です。

なお、情報処理推進機構 (IPA) http://www.ipa.go.jp/という所から、年末年始における注意喚起も出ています。IPAはという経済産業省所管の独立行政法人です。年明けの始業時にはウィルス感染など特に注意すると良いでしょう。


さて、「どういうパソコンが良いか?」という話の続きですね。

基本的なパソコンの仕組みが分かったところで、今回はパソコンの形から特徴を考えてみます。

デスクトップパソコン
  • 持ち運ぶには不向きなので、事務所内だけで使うのに適しています。
  • HDDの交換やメモリの追加など、あとで性能向上を考える場合にも適しています。
  • 以前に使っていたモニタが既にある場合、本体だけ買えば済むので非常に割安です。ただし富士通など一部のメーカーでは、モニターの接続ケーブルが特殊な事があり、この場合は使いまわすことが出来ません。困った事です。
  • 非常にコンパクトなサイズのものもあります。ただし性能が今一つになったり、その割に高くなったりする事も有ります。
ノートパソコン
  • 事務所内に限らず、出先でも使えるなど、使う場所を選ばないのが非常に魅力です。
  • デスクトップ型と違って、モニターとの配線が不要です。
  • 使用していないときはしまっておくことが出来ます。
  • 特に最近の機種は無線LANの「子機」の機能を内蔵しているので、ネットを使うのがより楽になります。ただし「親機」の設置が必要です。
一体型
実は私はあまりお勧めしていません。よほど「形が気に入った」とか「アウトレット品で安かった」というような理由が無い限り、ノート型に比べても割高になる事が多いです。
  • 通常のデスクトップパソコンと違い、次回の買い直しの時に「本体だけ」を買いなおす事が出来ません。
  • ノートパソコンと同様本体と画面のケーブルはありませんが、外に持ち出して使うのには向いていません。ケーブルの配線は一度行えば、その後でやりなおす必要は無いので、そのコストをどう考えるか、という事ですね。

デスクトップ型とノート型は「どこで、どういう目的で使いたいか」によって選ぶと良いと思います。

事務所や家の中で使う場合は、コストや性能を重視するならデスクトップ型、配線が面倒ならノート型、という事でも良いかもしれません。


というわけで、どういうパソコンを選ぶかは「目的」「コスト」「形」「性能」のどれを重要視するかによって変わってくるという事ですね。

さらに言うと、コストを重視すると通販やBTOと呼ばれる購入方法を選んだ方が良いかもしれません。この場合は「納期」という問題も生じてきます。

このBTOについてはまた後日、説明したいと思います。


それでは皆様、良いお年を!


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2011年12月27日火曜日

メモリに関する注意点は?

前回パソコンの「性能」はどうやって決まるの?では、出来るだけメモリを増やすと高速化に繋がります、という話をしました。

今回はその補足として、メモリに関する注意点を挙げます。


パソコンの型番とメモリの規格

メモリを購入する際は、事前にお使いのパソコンで使えるメモリの型番、枚数などについて、知っておく事が大切です。

パソコンメーカーのページや、バッファローやIOデータなどのメモリメーカーのページで、パソコンの型番を元に調べる事ができます。

なお「上限」とされているよりも多い容量のメモリを付けても、正常に動作しないおそれがありますので、ご注意ください。

デスクトップパソコンとノートパソコンとでは、メモリの大きさ、形状が異なります。

また、同じ形状のメモリでも、電気的な特性が違う事があります。これは速度や容量を向上するための、新しい規格が出てくるためですね。

時々「以前に使っていたパソコンのメモリを新しいパソコンに使えないか?」という質問もいただきますが、新しいパソコンは新しい規格を採用しているため、無理な場合が多いです。

増設の際、調べる手間や間違えて購入リスクを考えると、代行サービスを頼んだ方が早いかもしれませんね。

Windowsによるメモリ量の制約

パソコン本体は増設可能でも「Windowsの32ビット版と64ビット版とは? ビット数とは?」でお伝えした通り、32ビット版のWindowsでは使えるメモリの量に「約3GB」という上限があります。

ちなみに64ビット版のWindows7での上限は、Home Premiumが16GB、ProfessionalやUltimateは192GBとなっているので、問題になる事はあまり無いのでは、と思います。

そもそも増設が出来ない

特にノートパソコンでは、軽量化、低価格化のために増設が出来ない場合があります。

メモリの価格とメーカー保証

新規格のメモリの場合、登場した直後は割高という事があります。

なので、後で増設した方がお財布には優しい、というケースもあります。

一方で、メーカー直販で増設して購入した場合、増設したメモリもメーカー保証の対象に含まれる場合があります。これはメモリの不良による異常を防ぐのにとても有効です。また、間違えて増設するリスクは0になります。


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2011年12月26日月曜日

パソコンの「性能」はどうやって決まるの?

仕事をするのに、パソコンが遅いと困りますね。

では、パソコンの性能はどうやって決まるのでしょうか?


テレビで広告しているので「インテル」というメーカーの名前くらいは聞いたことがあるかも知れません。インテルが作っているのは「CPU」という、いわばパソコンの頭脳とも言える部品です。

確かに良いCPUを使えば処理は速くなります。特にWindowsが世の中に広まり始めた90年代後半は、CPUの速度の差が決定的だったので、少しでも良いCPUを選ぶことが大切でした。

しかし、パソコンの速度を決めるのはCPUだけではありません。


そこで、遠回りに思うかも知れませんが、パソコンの中でどんな風に処理が行われているか、手計算で事務作業を行う場面に例えて解説します。以前に弊社メールマガジンで「今さら聞けないPCの中身」と題してお伝えした内容を抜粋し、さらに簡単にしたものです。

CPU

これは「事務処理をする人」に相当します。

最近のパソコンでは「デュアルコア」「マルチコア」と言って、1台の中に複数のCPUが入ったものになっています。人が二人になれば、処理速度はほぼ2倍になる、というわけです。

CPUが遅いと全体的に処理が遅くなってしまいます。

遅いより速い方が良いですが、これだけで速度が決まるわけではありません。

ディスク:HDD(ハードディスク)またはSSD

資料や作成した書類が保存された書棚に相当します。

ここには「どうやってCPUが処理をするか」を書いたメモも保存されています。

実はCPUは一切暗記できないので、何かをするにはこのメモが必要になります。

容量の差ばかりが問題視されがちですが、データを取り出す速度にも差があります。

HDDは回転するディスクに、SSDはフラッシュメモリというSDカードやUSBメモリと同等の媒体に保存します。

メモリ

ディスクから出してきた資料や、これから書き込む書類を広げる「作業机」に相当します。

上でも書いた通りCPUは一切暗記できないので、必要な資料はすべて机の上に出しておく必要があります。

メモリが多いと速度の向上に役立ちます。

ではなぜ、メモリが多いと速度が速くなるのでしょう?

その関係を説明します。

  • 特に昔は、使えるメモリの量に非常に制約がありました。

    そこで、作業中のメモリの内容(机の上の文書)の一部を一時的にHDD(本棚)にしまっておく、という方法が考え出されました。(「仮想メモリ」と呼びます)。

    少ないメモリで多くのデータを利用できるメリットがありますが、データの出し入れのためHDDにアクセスする時間が非常に増えます。

    この「入れ替え作業」が生じやすいのは、操作するプログラムやウィンドウを切り替える時ですね。特に昔のWindowsをお使いの方なら、経験がおありだと思います。

  • 逆にメモリの量に余裕がある場合、使いそうなデータをあらかじめHDDから読んでメモリ上に置いておく事で、体感的な時間を短縮する機能もあります(「キャッシュ」と呼びます)。

特に扱うデータが大きな場合や、複数の仕事を頻繁に切り替える事が多い場合は、CPUよりも、メモリの量を重視した方が良いわけですね。

なお実際には、CPUがメモリからデータを読み込む速度は1秒間あたり数GB、HDDから読み込む速度は1秒当たり数十MBと、約100倍もの差があります。


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2011年12月22日木曜日

仕事で使うパソコンを買う時の注意点は?

これまでセキュリティの話ばっかりになってしまいました。もちろんセキュリティは大切な事なので随時お伝えしていきますが、そろそろ違うお話もしましょう。

という事で、今回は仕事用のパソコンを購入するときの注意点について簡単にお伝えします。


良く使うソフトや機器が使えるか、確認しておく

例えば周辺機器を使うには「ドライバ」と呼ばれる動作用のプログラムが必要です。

最新のWindowsでは以前のWindows用のドライバが動作しない事が有るので、適切なドライバが用意されているか、注意が必要です。

余計な機能、ソフトはなるべく付けない

将来、Windowsを入れ替える必要が出てきたとき、特別な機能は使えなくなる可能性が高いです。

必要な機能であれば、後で周辺機器を追加・変更して対応する事も出来るので、「あれもこれも」と欲張らず、出来るだけシンプルな構成にしておいた方が無難です。

性能に余裕を持たせる

上と少し関連しますが、余計な機能を削った分のコストで、基本的な性能に余裕を持たせておくと良いと思います。

買った時は気にならなくても、パソコンは使っていくうちにデータも増えます。それにより動作が次第に遅くなる事が良くあります。これには「後から出てきた新製品と比較されるので余計に遅く感じる」という心理的な面もあります。

「どのような性能を重視すべきか」については、いずれ取り上げたいと思います。

仕事用のWindowsにする

家庭用パソコン?ビジネス用パソコン?」でお伝えした通り、Windowsには家庭用と仕事用のエディションが用意されており、家庭用Windows搭載機の場合、特に買うタイミングによってはサポート期間が非常に短くなります。

家庭用Windowsよりも少し値段が高い事、Windows7では後でエディションの変更が簡単になっている事などもありますが、メーカー保証は「購入時の状態」が保証対象となっています。ですので、可能なら購入時からビジネス用のWindowsを選んでおくと良いでしょう。

(※ 2012/02/20追記:Windows Vista/7のサポート期間が延長されましたの通り、これらについては家庭用も仕事用も同一の期間となり、Windows Vistaは2017年まで、7は2020年までと延長されました。

メーカーの保証期間を長くする

直販メーカーの多くは「サポート期間延長」というオプションを有償で用意しています。

特にノートパソコンの場合は分解・修理が大変な上、移動中に壊れてしまうケースも多いので、付けておくと良いでしょう。

ちなみに私の場合、普通のSONY製の液晶テレビをモニターとして使用しています。私のプロフィール写真の背景で、青い画面となっているモニタがそれです。これならパソコンをバージョンアップしたからと言って、テレビが見られなくなる心配はありません。


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2011年12月21日水曜日

「Adobe Reader」の問題って何?

これまで、Windowsのセキュリティ面を中心にお話していますが、やはりと言うか「4割はAdobe Reader未更新、2割は対策ソフトなし――危険な実態が判明」というニュースが出てきました。

対策ソフトについては前回「セキュリティソフトの注意点は?」でお伝えした通り、個人や小規模事業所なら無料で使えるソフトがあるので、ぜひ導入をおすすめします。古い、非力なパソコンでもなんとか動きますよ。


さて、今回は Adobe Readerについてです。

Windows「以外」の脆弱性は?」でも少し取り上げましたが、あらためて、お客様からよく尋ねられる事をまとめます。


「Adobe Reader」って、何に使うの?

Adobe Reader は「PDFファイル」を開くのに使うソフトです。

最近は多くのソフトの取り扱い説明書がPDFファイルになっていたりしますね。

インストールした覚えは無いけど?

各ソフトに付属のマニュアルを開くなどの目的で、特に普通に家電店で売っているメーカー製パソコンの多くは、最初からインストールされています。

自動更新されないの?

自動更新機能が付いたのは、2010年4月に発表された「バージョン9.3.2および8.2.2」です。これより古いバージョンには自動更新機能はありません(参考:Adobe Reader/Acrobatが定例アップデート、自動更新機能も有効に -INTERNET Watch)。

「ここ数年、パソコンを買い替えていない」という方は、自動更新機能の無い、古いバージョンのままかも知れません。

なんで脆弱性が多いの?

機能が豊富で複雑すぎる事や、古いファイルとの互換性を保つために構造を一新できない事が問題だと言われています。

どんな風に攻撃されますか?

知人からメールにPDFファイルが添付されて送られてくる、という攻撃があります。

「見積書です」とか「資料です」とか、中身を見るようにメッセージが書いてあるわけですね。

知人からのメールで、しかも実行ファイルではないので安心して開けると、攻撃が成功して、乗っ取られてしまいます。

これは、すでに乗っ取りに成功したパソコンを踏み台にして、さらにその知り合いに攻撃を広めていく、という手口です。

感染しているかどうかは、一見しても分かりません。

セキュリティソフトがあれば大丈夫では?

特に「ガンブラー」という攻撃では、多くのセキュリティソフトが問題を認識する前に攻撃ファイルが出回っていました。

また、セキュリティソフトが警告していても、ユーザー自身が「PDFファイルを開く」という動作を許可してしまうケースもあります。

一見、普通に使えているので問題に気が付かない、という事ですね。

「セキュリティソフトなんかなくても大丈夫」と言う方をたまに見かけますが、非常に恐ろしい状態だ、という事は知っておいた方が良いと思います。


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2011年12月19日月曜日

セキュリティソフトの注意点は?

これまで、Windowsのセキュリティ面を中心にお話しています。前回は「サポート期間を過ぎても、セキュリティソフトがあれば良いのでは?」という事で「セキュリティソフトだけでは危険がある」という事をお伝えしました。


逆に、うっかり更新を忘れてしまう場合もあると思いますので、セキュリティソフトと両方あると安心です。

では、セキュリティソフトを使うにはどういう点を注意すればよいか、そのポイントをお伝えしたいと思います。

安全性

セキュリティソフトはデータやプログラムにウィルスが含まれていないか、自動的に判定しています。

なるべく100%正確に判定できる事、誤検出はトラブルが少ない事、新型ウィルスにも早めに対応できる事が大切です。

軽さ

セキュリティソフトは、通常のパソコン作業の裏でウィルスを検出する動作をします。

ソフトによっては、この動作が非常に重くなってしまう事があります。「安全だけど快適に使えない」では困ってしまいますね。

更新期間

最新のウィルスに対応するための更新する機能があります。が、更新できる期間にはやはり限度があります。

更新期間を過ぎていると、新しいウィルスが出てきても検出できません。期間を過ぎたまま使うのはとても危険です。。

台数と価格

うれしい事に、1本のソフトで複数のパソコンにインストール可能となっているものが多くあります。他のソフトと異なる点ですね。

1台あたりいくらになるか、も確認すると良いでしょう。


これを踏まえて、現在私がおすすめしているのは、下の二つです。

ノートン インターネットセキュリティ

以前から家電店で「マカフィー」「ウィルスバスター」と並んで売られていますが、その中で非常に動作が軽いのでお勧めです。

以前使っていた方は「重い」という印象があるかと思いますが、2008年バージョン以降は非常に軽くなりました。

Microsoft Security Essentials

「有償のソフトを用意するのはちょっと‥‥」という方向けです。ノートンに比べると少し重たいですが、個人や小規模ビジネスであれば無償で使用できます。


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2011年12月16日金曜日

サポート期間を過ぎても、セキュリティソフトがあれば良いのでは?

これまで、「OSにはサポート期間がある」「サポート期間が終わると、怖くて使えない」という事をお伝えしています。前回は「Windows「以外」の脆弱性は?」という事で、他に気を付けるべき項目について簡単にお伝えしました。

前日Windowsの更新方法、注意点は?という記事の中で「Internet Explorerは自動的にバージョンアップされない」という事を書いたばかりなのですが、自動的にバージョンアップされるように改められるそうです(元情報)。

ホームページ制作のお仕事では、IE6のおかしな動作、不便さに非常に困る事が多いので助かる面もあります。が、一部のWebサービスが動作しなくなる恐れもあります。注意しましょう。


さて、今日の本題です。

時々、「サポート期間が過ぎても、ウィルススキャンソフトがあれば大丈夫では?」とご質問を受ける事もあります。


結論から言うと、やはりそれでは危険があります。


よく、セキュリティの問題は「ご自宅の鍵」に例えてお話します。

ご自宅のドアを勝手に開けられたら大変困る事と思います。 しかし、「サムターン回し」という方法を使うと、鍵をかけていてもドアを開けて侵入できてしまう事が知られています。

「脆弱性がある」とは、そのような状態を指します。

現実のドアの場合は近所の人の目があったりして難しいですが、パソコンの中では黙って実行されてしまいます。


そして一方「ウィルススキャンソフト」は監視カメラで入り口を見張っているイメージですね。もちろん、無いよりはあった方が良いですが、「鍵が役に立たない」という危険な状態なのに、監視カメラだけで安全性を確保しよう、というのは問題があります。

例えば万が一、カメラも不調になった場合に非常に危険です。ウィルススキャンソフトも、多くの場合は防いでくれますが、100%ではありません。


大半のウィルスは弱い所、問題のあるところを狙うので、事前に問題のあるところを入れ替えて置けば良いわけです。

実際の家の鍵を交換するのは大変ですが、ソフトウェアの入れ替えは容易で、しかも無料で配布してくれています。ぜひ更新はきちんとしておきましょう。


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2011年12月14日水曜日

Windows「以外」の脆弱性は?

これまで、「OSにはサポート期間がある」「サポート期間が終わると、怖くて使えない」という事を中心にお伝えしています。前回は、Windowsの更新方法、注意点について話をしました。

ちょうど今日は Windows Update がある日ですね。皆さん更新は済んでいますか?


さて、ウィルスなどの攻撃の多くは、ソフトウェアの「脆弱性」を悪用します。

脆弱性とは、プログラムに欠陥により危険がある、という事です。「それなら欠陥を無くしてから出荷すれば?」と思うかもしれませんが、ソフトウェアの構造は複雑なので、事前に欠陥を完全に検知するのは難しいわけですね。特に以前は安全性よりも速度が重視されていた事、そのような以前のソフトウェアと互換性を保たなければならない事などが問題の根本にあります。


そして、脆弱性があるのはWindowsだけに限りません。

どのようなプログラムも、脆弱性が残っている可能性はあります。


特に問題となりがちなプログラムを簡単に列挙します。

  • Word、Excelなどの「Office製品」。

    前回お伝えした通り、これらも Microsoft Update で更新できます。きちんと更新しておきましょう。

    なお、Office製品にもWindowsと同様に「サポート期間」があります。サポート期間を過ぎたOffice製品を使い続ける事は非常に危険です。サポート期間はマイクロソフト社のサポート期間検索ページで調べることが出来ます。

  • PDFファイルを開く「Adobe Reader

    サポート期間はAdobe社のページで確認できます。

    現在は「バージョン9」または「10(Xと表記)」がサポート対象で、8以前のサポートは終了しています。バージョンアップを強くお勧めします。

  • 動画再生やゲームなどに使われる「Flash Player

  • 様々なプログラムの動作に必要となる「Java

それぞれ最新版には自動更新の仕組みは用意されていますが、完全に自動というわけではなく、確認メッセージで許可する必要があります。そのため、せっかく更新を促すメッセージが画面に出ているのにキャンセルされている、というケースも多く見かけます。私が見た中には、まだ自動更新機能が付いていないバージョンを使っていたケースもありました。


これらが最新かどうか、ひとつひとつ確認するのは結構大変ですね。

そこで、MyJVNというプログラムを利用すると良いでしょう(ただし動作に「Java」が必要です)。

MyJVNは、情報処理推進機構 (http://www.ipa.go.jp/)という経済産業省所管の独立行政法人が配布しています。安心して実行してください。


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2011年12月13日火曜日

Windowsの更新方法、注意点は?

これまで、「OSにはサポート期間がある」「サポート期間が終わると、怖くて使えない」という事を中心にお伝えしてきました。前回は、Windowsには32ビット版と64ビット版という違いもあるというお話をしました。


これまでお伝えしたように、脆弱性を解決するには更新版のプログラムに入れ替える必要があります。サポート期間内は新しい修正プログラムが毎月無償で提供されます。

Windowsの更新プログラムは毎月「第二火曜日の翌日」に公開されています。ちょうど今日、13日が12月の第二火曜日、明日がその翌日ですので、今月の更新プログラムが公開されるのは明日です。今回の更新内容の概要は2011年12月のマイクロソフト セキュリティ情報の事前通知で記載されています。

なぜ「第二火曜日の翌日」という少々ややこしい設定なのかと言えば、アメリカでは毎月第二火曜日となっている所、時差の関係でこのような事になっているわけです。問題の性質上、全世界で同時に発表する必要があるのですね。


更新は非常に簡単で、最近のWindows(Windows Xp サービスパック2以降)であれば自動的に行われます。

この仕組みは「Windows Update」「 Microsoft Update」と二種類あります。これらの違いを簡単に説明します。

Windows Update
Windowsのみを更新するための仕組みです。
Microsoft Update
Windowsだけでなく、Office(WordやExcelを含む)など、他のマイクロソフト社製品も更新する上位互換の仕組みです。

この機能については以前に弊社メールマガジンで「Windows Update、 Microsoft Update」として取り上げています。

また、マイクロソフト社のサイトでもMicrosoft Update 利用の手順として詳しく掲載されています。こちらも参考にしてください。


注意点を列挙します。

  • サービスパックやInternet Explorerのバージョンアップなど、重大な更新は人間が確認する必要があります。更新を促すメッセージが出ているのに、無視してそのままになっているケースを非常に多く見かけます。
  • 後からOffice製品をインストールした場合など、Microsoft Update が有効になっていないケースも見かけます。Windows7の場合は「Windows Update」の画面左側の「設定の変更」で確認、変更できます。きちんと有効になっているか、一度、確かめてみると良いでしょう。
  • Internet Explorerをバージョンアップすると、一部のページで未対応というケースがあります。神奈川県の電子入札システムなどがそうです。バージョンアップの際は、対応が出来ているか確認しましょう。

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2011年12月12日月曜日

Windowsの32ビット版と64ビット版とは? ビット数とは?

このブログでは、最初のテーマとして「OSにはサポート期間がある」「サポート期間が終わると、怖くて使えない」という事をお伝えしています。前回は、VistaからWindows7にアップグレードする際は、種類が多いので注意が必要というお話をしました。


そして、様々な「エディション」の他にも「32ビット」と「64ビット」という違いがあります。今回はこれらの違いについて簡単に説明します。


まず「ビット」という言葉が難しいところですが、これは「情報の量」の単位です。

特にここでは「一度に扱える情報の量がどのくらいか」という事を示しており、これが「扱えるメモリの量の上限」に影響します。

ビット数、情報量の考え方については弊社メールマガジンでちょうど1年前に取り上げていますので詳しくはこちらを。


それを踏まえて比較すると、次のようになります。

  • 32ビット版のWindowsは基本的に最大で4GBのメモリまでしか扱う事が出来ません。

    これは「32ビット」で表せる数は4294967296=4Gとなるためです。もっと言うとWindowsの設計の都合上、実際には約3GBまでしか使うことが出来ません。

    パソコンは搭載メモリが多い方が動作が早くなる事、メモリが安くなっている事などから、最近発売されているパソコンでは4GB搭載の物も多くなっています。

    このようにメモリを大量に使う場合には、64ビット版のWindowsが必要になるわけですね。

  • Windows7のアップグレード版パッケージには、32ビット版と64ビット版の両方が入っています。

  • これまで32ビット版Windowsで動いていたプログラムの多くは、64ビット版Windowsでも動作することが出来ます。


それなら「すべて64ビット版にすれば良いのでは?」と思うかもしれません。

が、これにはいくつか注意が必要です。

  • CPUが64ビットでの動作に対応している必要があります。
  • 各機器を動かすプログラム「ドライバ」は、32ビット版と64ビット版で異なっています。古い機器の場合、64ビット版ドライバが提供されない事もあります。
  • 上記の理由もあって、32ビット版から64ビット版への上書きインストールは出来ません。新規インストールが必要になります。
  • 一部のプログラムは64ビット版Windowsでは動作しません。

新規インストールすると、各種の設定が消えてしまう点が少々やっかいですね。

ですので、現在使用中のWindowsが32ビット版の場合は「どうしても」という場合を除いて、Windows7でも32ビット版のまま使い続けるのが良いのでは、と思います。


どういうケースで新規インストールになるかは、マイクロソフト社の「アップグレードの前に、これだけは、必ず確認しよう!」のページが参考になります。


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2011年12月10日土曜日

Windows7を買う場合の注意点は?

このブログでは、最初のテーマとして「OSにはサポート期間がある」「サポート期間が終わると、怖くて使えない」という事をお伝えしています。 前回はサポート期間が近づいてきたら、どうすればいい?という事で、Windows7にアップグレードする事や、必要な準備についてお話しました。

今回は前回の続きで、VistaをWindows7にアップグレードする場合、どのパッケージを買えばよいか、というお話をします。


例えばAmazonでWindows7製品のラインナップを見ると、まあ、たくさんあるわけですね。なんと14種類リストアップされています。

しかし良く見ると、いくつかの「組み合わせ」になっていますね。

では、詳しく見ていきましょう。


エディション:Ultimate / Professional / Home Premium

それぞれの違いはエディションとラインアップに詳しいです。機能面での違いは一般的に使われている範囲内では気にならない差だと思います。

エディションはWindows7の場合、後から「Anytime Upgradeパック」を使って変更することができます。

サポート期間は、Professional以外、Ultimateも家庭用なので2015年1月となっています。3年以上使うのであれば、Professionalを選択するか、後で上のAnytime Upgradeパックで変更するか、もうすぐ出る(はずの)Windows8にアップグレードするか、という事になります。

(※ 2012/02/20追記:Windows Vista/7のサポート期間が延長されましたの通り、家庭用も仕事用も同一の期間となり、Windows Vistaは2017年まで、7は2020年までと延長されました。

アップグレード

以前のバージョンのWindowsをお使いの場合にインストールできるものです。Vistaからのバージョンアップの場合はアップグレードを選びましょう。

サービスパック1適用済み

「サービスパック」とは、毎月の修正をまとめたものです。合わせて機能の追加や変更がある場合もあります。ちなみにサービスパック サポートページに各製品のサービスパックがまとまっています。

Windows7も最初のサービスパック「サービスパック1」が出ています。

無印の物を買っても良いのですが、後でサービスパックを適用するのは時間がかかります。なので、せっかくなら適用済みの物を選ぶと良いでしょう。


ちょっと特殊なのが下の二つですね。

Windows 7 Home Premium アップグレード版 Service Pack 1 適用済み ファミリーパックは、家庭内のPC3台までインストール可能となっています。Home Editionで良くて、複数台パソコンがある場合にオススメですね。

Windows7 Ultimate 通常版 マスターパックは、Ultimate Editionにマイクロソフト公式解説書が付属しているものです。が、この本だけでも買えるので、あまり意味が無い気もします。


そのほかにDSP版Windowsというモノがあります。

これはパソコンを自作する人や、パソコン組み立て販売業者向けのモノです。

  • パーツと一緒に買うことを前提に安くなっている物です。なので、付属のパーツを使わない場合は「ライセンス違反」となってしまいます。
  • 32ビット版と64ビット版が別売りとなっている点にも注意する点があります。

この「32ビット版と64ビット版」というのも良く分からないかも知れません。次回はこの違いについて説明します。


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2011年12月9日金曜日

サポート期間が近づいてきたら、どうすればいい?

このブログでは、最初のテーマとして「OSにはサポート期間がある」「サポート期間が終わると、怖くて使えない」という事をお伝えしています。前回はサポート期間の確認方法を説明しました。

特に注意が必要なのは「家庭用 Windows Vista」で、サポート期限は2012年4月、つまりあと4カ月となっています。

ですので、今回は特にVistaを例に挙げて説明したいと思います。

(※ 2012/02/20追記:Windows Vista/7のサポート期間が延長されましたの通り、これらについては家庭用も仕事用も同一の期間となり、Windows Vistaは2017年まで、7は2020年までと延長されました。


しかし「危険がある」とは言え、まだ動くモノを捨てるのは「もったいない」です。確かに。

そのような場合、どうすれば良いのでしょうか?


その場合の正しい対処法は「サポート期限が来る前に、新しいWindowsを購入して、お使いのパソコンにインストールする」事です。

Windows Vistaの場合は、Windows7を購入して対処することになります。


ここで注意点が二つあります。

  1. Windowsをバージョンアップすると、様々な機器、プログラムが正常に動作しなくなる可能性があります。
  2. パッケージ版Windowsには種類がいくつかあるので、間違いのないようにしましょう。

1番目について、新しいWindowsに対応した「プログラム」「ドライバ」が必要となる場合があります。

念のため「ドライバ」とは、機器を動作させるのに必要なプログラムの事です。

これらを適切に入れ替えないと「一応は動作するけど性能を発揮できない」あるいは「正常に動作しない、動かない」という場合もあります。


そこで必要になってくるのがWindows 7 Upgrade Advisorです。

このプログラムをダウンロード、実行すると問題の有無をチェックできます。


その上で、メーカーのサポートページから必要なプログラムや、追加の情報を収集・確認して準備することが重要です。

見比べると、メーカーにより対応がまちまちですね。
中には、たった3年前に発売した機種なのに「一部機能は更新プログラムを提供しない」というケースがある事も分かります。
この場合、Windowsをバージョンアップするとその機能が動かなくなります。
経験上「メーカーが独自に用意した機能は、このようにサポートが弱い」という傾向があると言えます。


そして2番目の「Windowsのパッケージの種類」なのですが、これは家庭用、ビジネス用という以外にも種類があるので、次回改めて説明します。


最後に、繰り返しになりますが、マイクロソフトのサポート期間が切れた状態でインターネットに接続し続ける事は特に危険です。ご注意を。


次回は「Windows7を買う場合の注意点は?」をお伝えします。


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2011年12月8日木曜日

自分のパソコンのサポート期間は? エディションとは?

前回まで、Windowsには「サポート期間」がある事、しかも家庭用とビジネス用で期間が異なる事をお伝えしました。


さてでは、ご自身が使っているWindowsのサポート期間はいつなのか、どうやったら分かるでしょうか?


そこでまずは、使っているWindowsがどのバージョンのどの種類なのか確認しましょう。

そのための簡単、確実な方法として「winver」を紹介します。マイクロソフト社のWindows のバージョン確認方法に画像付きで説明があります。ぜひご覧ください。


上のページには「エディション」という言葉が出てきます。
馴染みが無いかも知れませんので補足すると、これは「版」という意味合いの言葉です。
「ホームエディション(Home Edition)」は「家庭版」、つまり家庭用という意味になります。


そして、Windowsのバージョン、エディションが分かったら、下のページでサポート期間を確認すると良いわけですね。

Windows 7のサポート期間はこちら。家庭用Windows7のサポート期間は2015年1月です。
Vistaのサポート期間はこちら。家庭用Vistaのサポート期間は2012年4月です。
Xpのサポート期間はこちら。家庭用Xpのサポート期間は2014年4月です。


ちなみに、Mac OSではサポート期間に関して明確な規定がありません。
しかし何時まででも更新してくれるわけではなく、実際には「次の次のバージョンのOSが発売されたら新しい更新プログラムは出なくなる」という暗黙のルールがあります。
「バージョン10.4が出たら10.2は更新されなくなる」という感じですね。
タイミングによっては、かなり短い期間で更新が止まってしまうケースもあります。


そしてこれも重要な事なのですが、「脆弱性」があるのはOSだけではありません。

インターネットに接続するプログラムは基本的に「脆弱性が見つかる可能性がある」と考えてください。

これは説明すると長くなるので、いずれ改めて説明したいと思います。


次回は「サポート期間が近づいてきたら、どうすればいい?」をお伝えします。


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